パラグライダーにハマッテいます。

 



                                                                                      金澤定男

 


   今、完全にハマッテいます。

   間もなく50歳になろうという私、パラグライダー
 にハマッテしまいました。

   私は、現在ヘリコプター整備の仕事に従事して
 います。ヘリコプターは、その飛行特性を考えれば
 非常に有益な航空機ですが、その騒音等には閉口
 してしまいます。

   内緒ですが、はっきり言って、私はヘリコプター
 が好きになれないのです。



    それに反し、学生時代のグライダー、社会人になって始めたヨットは、空気、
  風、雲、即ち大自然を感じて行動するスポーツであり非常に魅力的でした。
  (随分前から遠ざかっているのが実情ですが)

    そんな私は、2年ほど前からパラグライダーを始めました。
  そもそもパラグライダーをなんとなく意識したのは10年以上前のこと。
  なかなか行動開始するタイミングが無かったのですが、やっと念願が叶いました。

    きっかけは何でしょう。
  ヘリコプターへの反動?・・・
  グライダー、ヨットの延長?・・・
  定かではありません。
  いずれにしろ、大自然を感じて行動したいということでしょうか。

    パラグライダーは、非常に軽く作られています。
  その構造を簡単にイメージすると、
  「ごみ袋が10枚あります。開口部を同じ方向に向けて横一列に並べ、
   接触部分を縫い合わせ、凧糸を張る。

  これぞパラグライダーです!
  (実際には、スパンが10m以上あり、空気が流入すれば翼型を形成しますよ)

  機体の総重量は、パイロットの体重を含めて90kg程度。
  (最近、体重増に伴いオーバー・ウェイトの傾向あり)
  飛行速度は、40km/H程度です。
 

    フライトの方法ですが、機体を小さく折りたたみ、
  バックパックして山のテイクオフ・ポイント(山頂付
  近の斜面等)まで行き、機体を広げます。

  パイロットは、パラグライダーの凧糸にハーネス
  (布製のリクライニンギ・チェアーのような感じ。
   フライト中、時々眠気を誘う優れ物)
  で接続します。

  適度なサーマル・ブローを待って、少し走れば一
  気にごみ袋は空気をはらみ、パイロットの頭上に
  上がってきます。
  そのまま走り続ければテイクオフ完了。

   (上手くいけばですが)ソアリング開始!!・・・
  サーマルをヒットすると、もう大変・・・
  まさに体が天空に引き上げられる感じ(「天空の城ラピタ」の一場面のよう)です。
  サーマル内を旋回しながら大先生のトンビ様を見習って上昇します。
  聞こえるのは風の音だけ(時々、無線機からインストラクターの怒鳴り声も)です。

    フライト・エリアは、筑波山系の足尾エリアと呼ばれる場所です。
  航空図にもパラグラーのアイコン(クリックしても変化しませんが)が書かれています。
  ここは、気象条件が良くパラグライダーのクロカン日本記録(約150km)が達成さ
  れた出発地であり、各地から記録更新を目指すフライヤーが集まってきます。

    ここのフライヤー層は、社会人又は関東所在の各大学サークルのメンバー等であり、
  幅広い年齢層となっています。
  私は、このエリアまで片道102kmを2時間半かけてほぼ毎週(病気)通っています。

    パラグライダーは素晴らしいですよ。
  現在、私の最大目標は、タンデム・パイロット証を取得すること。
  そして、家族とタンデム・フライトすることです。
  (家族がNOと言わないように、今から洗脳あるのみ)

  何時になることやら。



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