過去を振り返って
By Masanori Murata

        科技大9期(94年入学)の村田です。

        自己紹介がてら、私の今までの飛行経歴を紹介させて頂きます。


      <学生時代>

    入部当時の科技大航空部機材は、ASK13(JA2294)とK8B(JA2313)の2機でした。
    入部した当初はJA2294がオーバーホール中で、1年生の時にはもっぱら明星13(JA2313)で
    訓練していたと記憶しています。1年の終わり頃から、JA2294がオーバーホールから
    戻ってきて、ピカピカのASK13で訓練が出来ました。初ソロはこのJA2294で出ました。

    在りし日のJA2294(1997年9月2日撮影)


    なお、Discus(JA97KD)が導入されたのは4年生の頃だったと思います。

    学生時代の思い出と言えば、大学4年生の時に妻沼で飛んだ5時間滞空があります。
    その日は朝から条件が良く、教官からも今日は5時間が狙えると言ってくれていたので、
    勇んでK8(JA2313)に乗り込み飛び立ちました。途中、一面オーバーキャストになって
    苦しい場面もあったのですが(本当に苦しかったのは、トイレでしたが、、、)、
    なんとか無事に5時間のフライトを達成することが出来ました。

    5時間飛行達成(1997年5月21日撮影)


   <ハワイでライセンス取得>

    在学中に技能証明を取っていなかったので、大学院の修了が間近に迫った
    2001年3月にハワイのデリンハム飛行場にてグライダーのライセンスを取得してきました。
    3/14に日本を発って、3/21に帰ってくるという、強行スケジュールでしたが、
    何とかライセンスを取得することが出来ました。
    デリンハム飛行場はリッジと海岸に囲まれた非常に景色の美しい場所で、
    常時リッジによる上昇気流が存在し(リッジ沿いに直線滑空すれば上がれます)、
    とても楽しいところでした。
    また、生まれて初めて宙返りも体験できました。

        デリンハム飛行場とリッジ(写真のグライダーはGrob G103 Twin V)


        デリンハムにてフライト中


   <社会人になって>

    大学を卒業後は、コンピュータメーカへシステムエンジニアとして就職して
    現在に至っています。(途中で会社の看板は変わってしまいましたが、、、)

    グライダーに関しては、就職して1年目は、航空部の合宿にたまに顔を出して
    乗せてもらったりする程度で、ほとんど飛んでいなかったのですが、
    2年目からは滝川のサマートレーニングに参加するようになりました。
    滝川のサマートレーニングはSATA(滝川スカイスポーツ振興協会)の会員でなくても
    参加することが出来(その分、料金は高くなりますが、、、)、海外で飛ぶよりも
    気楽に参加できるのが魅力です。
    また、機体も豊富な機種があります。アクロ専用機であるFOXもあるので、
    スピントレーニングや曲技飛行の練習も出来ます。
    欠点としては、やはり料金が割高なところです。サマトレは通常6日間ですが、
    金額的には海外で飛べてしまうくらいの金額が掛かっていると思います。
    (私は海外で飛んだことがないので想像ですが)
    時間に余裕がある学生さんは、オーストラリアへ行ってしまった方が
    良いかもしれません。

        滝川滑空場と滝川市街地


        初めて乗ったDiscusCSとの記念撮影(2006年サマトレ参加にて)


        PW-5(2007年サマトレ参加にて)


    昨年(2006年)のサマトレでは、初めてウェーブでのフライトを
    経験することが出来ました。

        初ウェーブフライト(5,200ft上空 PW-5にて)


   <近況>

    最近は、大利根飛行場にてモーターグライダーに乗っています。
    今まではピュアグライダーにしか乗っていなかったので、
    スロットルのある機体を操縦するのはなかなか新鮮です。
    まずは、動力滑空機の技能証明取得を目指してがんばっています。

        Grob G109Bと記念撮影(2007年6月20日撮影)


    以上です。

    今後とも、よろしくお願いします。
戻る